岩上工務店の日記

工務店大工さんの日記

明治初期の門を修繕!

年々和風建築が減ってきているなか、

久しぶりに門を修繕の依頼。

聞けば明治初期の建物。


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黒ずんで分かりにくいが、正面に大きな節があったり木目もさほどいい材木ではない。というのもここまで昔になると機械や重機のある今とは違い柱1本取り出すのも大変な作業。なのでこのくらいの年代の建物ではよくみる材料。現代の和風建築ではこのような材木ではまずしない。修繕はカブキとよばれる横架材から下を全て取り替え。今回の材料もオール無節で大戸やくぐり戸の框(建具の周りの桟)などは平柾。なので値段もどれもコレも1つ数万円の高価なモノ。

今日材料すべてそろったからまずは木取り。

久しぶりの化粧仕事。ウデがなりますな~!